PDF

レトロゲームの復刻ビジネスやデジタルコンテンツの配信を行なっている株式会社D4エンタープライズ(本社・東京都千代田区、代表取締役・鈴木直人)は、同社が運営するレトロゲーム配信サービス『プロジェクトEGG(※)』において、新規コンテンツ『イース(FM77AV版・Windows8.1対応版)』『イースII(FM77AV版・Windows8.1対応版)』のリリースを開始しました。

タイトル :イース(FM77AV版・Windows8.1対応版)
ジャンル :アクションRPG
メーカー :日本ファルコム
配信サイトURL :
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=1190
発 売 日 :8月12日
価  格 :500円(税抜)
(※ キャンペーン終了後は800円(税抜)での配信となります。)
権利表記 :
(C)Nihon Falcom Corp. All rights reserved.
(C)2014 ProjectEGG
(C)2014 D4Enterprise Co.,Ltd. / (C)2014 MSX Licensing Corporation.

 

 『イース』は、1987年に日本ファルコムから発売されたRPGです。当時、PCゲーム業界には高難度のRPGであふれかえっていましたが、同社では“今、RPGは優しさの時代へ”をコンセプトに、誰もが楽しめるRPGとして本作をリリースしました。そうした作風はゲーム業界に新風を呼び込み、多くのユーザーに支持されることになります。現在でも続編やリメイク版が発売されていることからも、人気の高さが伺えるといえるでしょう。
 本作では赤毛の剣士アドル・クリスティンの冒険を描いており、彼は六冊のイースの本を求めて奔走することになります。経験値稼ぎの面倒くささを排除した絶妙なレベルアップ設定、理不尽なトラップの排除、軽快に動くキャラクターなど、本作には快適に遊べる工夫が多数盛り込まれており、コピーどおり“優しさ”にあふれているといっても過言ではないでしょう。
 また、要所要所で主人公を待ち構えているボスモンスターとの戦闘は、本作品の見せ場の一つ。中にはトリッキーな攻撃を仕掛けてくる強敵もいて、物語の展開を引き締めるスパイスとなっています。

 

タイトル :イースII(FM77AV版・Windows8.1対応版)
ジャンル :アクションRPG
メーカー :日本ファルコム
配信サイトURL :
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=1191
発 売 日 :8月12日
価  格 :500円(税抜)
(※ キャンペーン終了後は800円(税抜)での配信となります。)
権利表記 :
(C)Nihon Falcom Corp. All rights reserved.
(C)2014 ProjectEGG
(C)2014 D4Enterprise Co.,Ltd. / (C)2014 MSX Licensing Corporation.

 

 朝日が昇ろうとしていた。あたたかく満たしてゆく、冒険者だけが知る充実感。時の感覚を失っていたアドルは、ひとり戦いの終わりをかみしめていた。床に崩おれたダルク・ファクトの黒いマントの下から最終章が記された、イースの本が見つかった。塔の窓から地上を見おろすと、朝もやに包まれたゼピック村が見えた。ジェバ婆さんの家も見える。「そうだ、地上に帰ったら、一番にこれまでのことをフィーナに話してあげよう」優しく微笑む彼女の顔を思い浮かべるアドルを、やわらかな光がつつんでゆく。「イースの本六冊が揃う時、大いなる力が生まれる……」不思議な光は徐々に強さを増し、アドルにはもう辺りを見ることもできない。アドルには聞こえない声で、光が告げる。「本当の戦いは、まだ終わってはいないのだ。選ばれし勇者よ、天空へ翔べ」
 1988年に日本ファルコムからリリースされたアクションRPG『イース2』は、“優しさから、感動へ”をキャッチコピーに、練り込まれたシナリオ、遊びやすいゲームシステム、練られたサウンドなど高い完成度で大ヒットとなった作品です。現在でも新作がリリースされているため、ゲームファンであればイースの名前くらいは聞いたことがある人も多いでしょう。
 今回は前作で六冊のイースの本を集めた赤毛の剣士アドル・クリスティンが、本の魔力によって天空の世界へと導かれ、古代王国イースの謎に迫るという内容となっています。前作同様に体当たりで攻撃というシンプルなゲームスタイルですが、今回は魔法という追加要素によって、戦闘はより迫力のあるものになり、移動魔法は物語のスケールを広げつつも冒険のテンポを落とさない要素として、ゲームを盛り上げてくれることでしょう。そんな魔法の中でも注目したいのは“魔物と会話が出来る魔法”。これはゲームを進める上で必要不可欠な魔法で、バラエティ豊かな魔物たちの生活感が垣間見られるという興味深いものとなっています。
 前作よりも軽快になった処理速度、扉に入る時の自動位置補正、メッセージに漢字が使われるようになるといった小粒ではあるものの気の利いたマイナーチェンジに加えて、怒涛のオープニングアニメーションや、よりドラマチックになったイベントシーン、ボスキャラとの対決など、続編の名にふさわしい進化を遂げてる本作。前作と併せてプレイすれば面白さが倍増することは間違いありません。良質のアクションRPGを楽しみたい方にオススメの一本といえるでしょう。