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レトロゲームの復刻ビジネスやデジタルコンテンツの配信を行なっている株式会社D4エンタープライズ(本社・東京都千代田区、代表取締役・鈴木直人)は、同社が運営するレトロゲーム配信サービス『プロジェクトEGG(※)』において、新規コンテンツ『英雄伝説III 白き魔女 リニューアル(PC-9801版)』のリリースを開始しました。

タイトル : 英雄伝説III 白き魔女 リニューアル(PC-9801版)
ジャンル : ロールプレイングゲーム
メーカー : 日本ファルコム
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=1484
発 売 日 : 9月25日
価  格 : 500円(税抜)
(※ キャンペーン終了後は900円での配信となります。)
権利表記 :
(C)Nihon Falcom Corp. All rights reserved.
(C)2018 D4Enterprise Co.,Ltd. / (C)2018 MSX Licensing Corporation.

 わずかに紫がかった銀色の髪は、月夜でも朝日に映えるススキの穂のように美しく輝き、青みを帯びた瞳は泉よりも澄んでいたという。雪の夜、月の夜、風の夜、昼夜を問わずして、ともしびをつむぐような巡礼の旅は人知れず続いた。気がつくと、町には彼女がいた。
 見た目には、ただの娘にしか見えなかった……。 物静かで、いつも寂しげな表情をした娘は、町から町へと旅を続け、通り過ぎた町に、さまざまな言葉を残した。
 彼女は人々に明日への警鐘を説いた。進むべき道。心がけるべき、いくつかの事柄。災いの波が、さざ波のうちに……。危惧が脅威へと変わる前に……。それが自分の使命であるかのように彼女は巡礼の旅を続けた。
 娘は未来を知る力を持っていた。彼女は生まれついての魔女だった。
 良い予言が当たれば人々は彼女を賛美し、悪い予言が当たれば、魔女の呪いと、ののしった。白き魔女。いつの頃からか、人々は彼女のことをそう呼んだ。
 それは今から20年ほど昔……。 まだ、世界にはカンドもチャッペルもなく、魔法があまり知られていない時代のことだった。魔女が畏恐と恐怖の存在であった頃の事である。 やがて、白き魔女は人々の前から姿を消した。 今では消息を知る者もなく、ただ、言い伝えのひとつとして、語られるに過ぎない。昔、白き魔女と呼ばれる娘がティラスイールを旅した。さまざまな言葉を残し、白き魔女は姿を消した。
 本作は1994年にリリースされたロールプレイングゲーム。オリジナルとなる『英雄伝説III』をベースに、システムやゲームバランスを改良したことから、『リニューアル』とタイトルについています。
 プレイヤーは、弱虫な少年「ジュリオ」とヒロインの「クリス」の二人を操作して、村の成人の儀式で巡礼の旅をし、やがて白き魔女に興味を持っていきます。
 ゲームはトップビューのランダムエンカウント、戦闘はコマンド選択方式を採用しています。オートバトル機能も充実しており、戦闘はCPUに任せることも可能。ただし、序盤では仲間の人数が少ないことから、オートバトルに任せると苦戦することが多いので注意しましょう。
 本作ではファルコムらしい壮大なストーリーと、ユニークな寸劇などが楽しめる内容になっており、まさに王道のRPGを楽しめます。遊びごたえも抜群で、なんと序章と第1章だけで、前作を超えるボリューム。全9章の長編となっています。
 なお、英雄伝説シリーズとしては、第2期となる『ガガーブトリロジー』の第1作目という位置づけで、『英雄伝説IV 朱紅い雫(あかいしずく)』、『英雄伝説V 海の檻歌(うみのおりうた)』と世界観を共有しながら物語は展開します。

EGGチャンネルにて紹介動画公開中!
https://youtu.be/KXvt2acPJqk